真摯にゲーム開発に向き合い、「面白い」を追求し続ける
S.H.
幼い頃からゲームクリエイターを志し、2007年にゲーム開発会社に就職。コンシューマーゲームの開発に携わる。業界を離れた時期もあったが、ゲーム開発を諦められず、再びゲーム業界へ。スマホゲームの開発を経て、知人の紹介でプログラマーとしてクリーチャーズに転職。2020年4月からはプログラムチームのサブマネージャーに就任。
2022年2月17日
入社直後は前職の経験を生かしてUnityの研究開発に従事し、そこで得た知見をもとに『名探偵ピカチュウ』の続編プロジェクトにプログラマーとして参加しました。現在はプログラムチームのサブマネージャーとして、主にシステムやゲーム機能の作成を行っています。また、チームメンバーが担当している設計や実装のサポート、プロジェクトの進行管理も一部担っています。
近年のゲーム開発においてはプログラミングの基礎力も必要ですが、UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンの理解も欠かせないものになってきています。私がクリーチャーズに入社した頃はUnityを用いた開発タイトルはまだありませんでしたが、研究開発の成果もあり、開発の初期にはきわめて早いスタートダッシュを切ることができました。現在は、社内育成や人材採用によってUnityのスキルを持った人材が増えてきたので、ハードの処理能力を考慮した細かいチューニングを進めています。
今までにない面白いゲームを生み出すことが最大のミッションですが、技術力の向上や後進の育成、新技術のキャッチアップなど、さまざまな課題にも取り組み続けています。
ゲームを作っている以上、面白さは妥協せずに追求したいと考えています。クリーチャーズのプログラムチームは、プログラミングを行うのはもちろんのこと、プランナーとも連携しながら実装方法について相談したり、ゲームを面白くするためのアイデアについても議論を行っています。もし企画の面白さがわからなければ、率直に聞いてみることもあります。意見が違うことがあっても、良いものを作ろうと真剣に考えてのことなので、必要なコミュニケーションだと考えています。
また、私がこれまでに経験してきた限り、ゲーム会社はどこも多忙で慌ただしい印象がありましたが、クリーチャーズはまるで違います。ポケモンというコンテンツを扱うため開発期間がしっかり設定されており、社内の雰囲気はいつも落ち着いた様子です。良いものを作るには一定の時間が必要だということを理解している空気は、クリーチャーズらしいですね。
現在2歳の子供にどのような教育をしようかと悩んでいます。プログラミング教育が必修となったこともあり、本人が興味を持つかどうかはさておき、プログラミングはぜひ教えてあげたいと考えています。そんな中、プログラミング的思考が身につくというボードゲームを購入してみたのですが、手軽なわりに戦略性があり、誰でも楽しめるゲームでした。さすがに2歳の子供にはまだ早すぎるようなのですが(笑)、このボードゲームのような遊びをアプリにして世界中の人たちとプレイできたら、コロナ禍の巣ごもり生活も豊かになりますし、小さな子供たちの教育にも役立つのでは、と考えているところです。
父親がポケモンに関わっているということは、まだ2歳の子供にはよくわからないかもしれません。ですが、ピカチュウやイーブイなどのポケモンは1歳の頃から既に認識しています。もっと大きくなれば私の仕事のことも徐々に理解してくれると思います。どんな風に見てくれるか楽しみですね。そんなところにも、ポケモンに携わる魅力を感じています。