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クリーチャーズな人々

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物語を想像し、生き物としての「説得力」を具現化する

S.H.

ポケモンCGスタジオ 3DCGアーティスト 新卒入社

美術大学で伝統工芸の染織について学びながら、アニメの制作会社で制作進行のアルバイトを行う。アニメやゲームは多くの人に触れられるという点からCGに興味を持ち始め、クリーチャーズのインターンシップに参加。仕事内容や社内の雰囲気などが自分に合っていると感じ、丁寧に教えてくれる環境にも安心できたため、改めて入社を決めた。

2Dのイラストから、想像力を駆使して立体のモデルへ

CGについては未経験でしたが、クリーチャーズのインターンシップで3DCGソフトの使い方から学ばせてもらい、実際のプロジェクトにも参加してイラストやモデルの制作に関わりました。もともと立体が好きだったのですが、粘土とは違って作ったポケモンが実際に動き、ゲームやグッズとして発売されるのは感動的な体験でした。

現在はキャラクターモデラーとして、主にポケモン関連のゲームソフト用モデルの制作を担当しています。実際の制作においては、キャラクターデザイナーの描く複数のイラストをもとにモデルを作るのですが、イラストとして完成された絵をそのまま立体のモデルにしようとしても、整合性が取れずに破綻する箇所が出てきます。そのため、その2Dイラストの持つ特有の「格好よさ」を残したまま辻褄を合わせるために、骨格、筋肉の流れ、毛の生え方などのリアリティを意識することが不可欠だと思っています。例えば被り物をかぶったポケモンであれば、その中身まで想像しながらモデルを作るといったこともあります。このように細部までイメージすることによってリアリティが生まれ、生き物としての説得力に繋がると思います。

ポケモン「らしい」モデルができるまで

ポケモンのモデリング制作は大別すると、一つは既に元となるモデルがあるものをオーダー通りに仕上げていくものと、もう一つは、新登場のポケモンを一から制作するものとがあります。まだ経験の浅い中ではありますが、どの制作業務も大切に感じています。その中でも特に、新登場のポケモンを一から制作することに思い入れがあります。

立体を作っていくというモデリングの制作は先が長く、最初はポケモンとは似ても似つかない物体です。しかし制作を進めていくと、急にポケモンに見えてくる瞬間があり、それが楽しいところです。反対に、どれだけ制作を進めていっても、いつまでもなかなか似てこないということもあります。それが上司からのちょっとしたアドバイスだけで急に似ることもあり、ポケモンのモデル制作は奥の深い仕事だと思います。

脱線しますが、社内のクオリティチェックや社外の監修は、私の制作したモデルがさらにポケモンらしくなるように的確なアドバイスをしてくれます。これはポケモンに関わってきた人たちが、歴史とも言える長い間、誠実に、丁寧にポケモンの知見を積み上げてきたからこそ成せるすごさだと思います。私自身、その知見を吸収して、いずれは全体的なクオリティチェックができるようになりたいと考えています。

CGだけでなく、その裏側の物語に惹かれる

私は新卒でクリーチャーズに入社したので、他社との比較はできませんが、希望すればモニターを2台もらえたり、一人ひとりのデスクが広かったりと、恵まれた制作環境だと感じています。在宅勤務でも同じような制作環境を用意できるのも嬉しいですね。

休日の過ごし方としては、以前は社内のバスケットボール部で活動していましたが、在宅勤務が中心となった現在は漫画を読むことが多いですね。仕事とのつながりはあえて考えず、ひたすら1人で漫画の世界に没頭しています。また、漫画だけでなく、小説、アニメ、ドラマなど、物語のあるものは何でも好きです。私が最初にCGに興味を持ったきっかけは某アニメ映画でしたが、実はCGよりも物語やストーリーの方に惹かれていました。そのため今の仕事でモデルを作る際にも、まずキャラクターデザイナーが用意してくれたテキスト設定を読むことで、キャラクター性など色々な想像を膨らませてから制作に入るといったようなことも楽しいところです。

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