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クリーチャーズな人々

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すべてはポケモンカードゲームの品質を守り、より良い「遊び」をつくるために

I.S.

ポケモンカードゲーム ゲームデザイナー ゲームデザイン 品質管理

小学生の頃に『ポケットモンスター赤・緑』に出会い、現在に至るまでポケモンのファン。2012年のアルバイトとしてポケモンカードゲームのカードテスターとして勤務を開始し、2017年に正社員登用。現在は品質管理チーム全体の管理を行いながら、ポケモンカードゲームのゲームデザインも兼務している。

ポケモンカードゲームの「品質」を守る仕事

ポケモンカードゲームの品質管理チームは一般的なものづくりにおける品質管理とは立ち位置が違い、ゲーム面とデザイン面の両面で、最終的なチェックを担っています。例えばテスト業務は、そのカードがポケモンのイメージに沿っているか、過去のカードも踏まえて適切な強さになっているかなどをチェックするクリエイティブな仕事であり、校正業務では他チームと協力しながら、商品が世に出る前のチェックを行います。そのどちらも、20年以上の歴史を持つポケモンカードゲームの品質を守り続けていくための大切な仕事です。

フィジカル(物体)商品であるポケモンカードゲームはデジタルと違い、発売後にミスを直すことはできません。些細なミスが遊びの品質を損ない、致命的な問題にさえなりうるという責任の重さは、品質管理の業務において決して忘れてはなりません。一方で、商品を正しい形で世に出すことで、クリエイターたちが意図した通りの遊びをユーザーに届けられるというのは、この仕事の最大の成果だと考えています。仲間たちと一緒に作り上げたものが世界各国で販売され、多くの人々に楽しんでもらえるのは、何よりもやりがいを感じるところです。

あらゆる人にとって楽しめるゲームであること

ポケモンカードゲームは歴史の長い商品だからこそ、ポケモンカード開発本部のクリエイターたちは常に今の商品に全力を注ぎ、面白さをどうやって最大化するかに尽力しています。私にとっても、目の前の仕事が常にもっとも重要であり、新商品開発のたびにそれまで以上の力を注いできたつもりです。それでもあえて振り返ると、ポケモンカードゲーム サン&ムーン 拡張パックの「コレクション サン」「コレクション ムーン」は、個人的に学びの多い商品でした。これからポケモンカードゲームを始める人にどう触れてもらうのか、そのためには何が必要なのか、ユーザーのことを深く考えるきっかけになりました。私の場合は意識的にイベントなどに参加して多くの世代の人たちと交流しながら、「限られたユーザーだけのものになっていないか」「この人にとっても楽しめるだろうか」などと想像を膨らませながら仕事に活かしています。

私の将来のキャリア像において、もっとも大切なことは、より多くの人にポケモンカードゲームを楽しんでもらうこと。現在は品質管理チームのマネジメントに加えてポケモンカードゲームのゲームデザインにも携わっているのですが、どのようなキャリアに進むかにはあまりこだわっていません。「良いものをつくる」という目標を常に忘れることなく、いろいろな経験を積んでいきたいと考えています。

映画からエンターテインメントのエッセンスを学ぶ

カードゲームに限らず、エンターテインメントからヒントをもらうことは多々あります。ポケモンカードゲームはアナログゲームなので、ボードゲームあたりは研究において必須で、気になるものがあればすぐに会社の経費で購入してもらえます。自らも楽しみながら、仕事に還元できるのは嬉しいですね。

また、私は昔から映画が好きで、以前は頻繁に映画館に行っていました。多い時期は月に3〜4回映画館に通い、1日に2〜3本観ている時期もありました。コロナ禍以降は、インターネットの配信サービスで気になった作品はすぐに観るようになりました。いわゆる大作系や単館系も好きですが、特に好きなジャンルは子供たちが主役で、ノスタルジックで郷愁に駆られるようなもの。やはりポケモンの世界観とも交わるところがあると思います。私にとって映画は、最新の技術や知らない国のカルチャーを体験できるものであり、どのようにして人の感情を揺さぶるのか学ぶこともできました。ポケモンカードゲームも映画と同じで、気持ちよくなれる対戦の中には起承転結があるものです。プライベートで映画を観ていても、気がつけばポケモンカードゲームのことを考えています。

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