Interview

社員インタビュー

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あらゆる人がゲームを楽しめるUI/UXを実現する

N.J.

3DCGアーティスト Illustrator Photoshop UI/UXデザイナー Unity Unreal Engine XD

1997年からゲーム業界に身を置き、2D/3Dの区別なくグラフィック全体の制作に携わる。PCゲーム、コンシューマーゲームの制作を経て、前職では大手スマホゲーム開発会社のグラフィック部門を統括。監修や管理業務が大半になっていたが、自分自身も開発に関わりたいという想いから2021年にクリーチャーズへ。

2023年3月29日

ゲームのもつ世界観に没頭できるUI/UXをデザインする

UI/UXデザイナーとして、新規プロジェクトにおけるUI情報の精査、制作意図の取りまとめ、イメージの提案などを行っています。
UIデザイナーは、ゲームのコンセプトやゲームプランナーが実現したいことを理解していないと適切なUIを作ることはできません。また実現させるためにはプログラマーとの協業も多い点が特徴です。
UI/UXデザインにおいて大切なことは、ツール的なUIになりすぎずゲームの面白さを最大限に引き出し、あらゆる人たちがゲームの世界観に没頭できる画面を作ることです。UIが使いにくくては、操作が煩わしくなりせっかく作ったゲームに集中できないだけでなく、リアルさがないと感じた瞬間に、作り物だと冷められてしまうこともあります。そうならないように、画面遷移のテンポや、画面全体の使いやすさ、各アイテムのリアリティなど細部に気を配るのもUIデザイナーの仕事です。また、大量の情報を表示するときには、企画側の意図やユーザーの思考、行動を考慮した上で必要な情報を精査し、表示するウィンドウや順序を整理するなど、「仕組み」に大きく関わってくる業務もあります。

UI/UXの理想形を自分の手で作り上げることができる

クリーチャーズのUI/UXデザイナーは、とても幅広い業務に関われるポジションです。UIデザインでは企画意図を理解することが必要だとお伝えしましたが、クリーチャーズでは企画段階から参加し、ゲームプランナーやプログラマーたちと相談しながら仕様を作り上げていきます。逆にいえば、この時点で積極的に関わっていかなければユーザーがゲームに没頭できるUI/UXは実現できません。職種の枠を超えてゲーム作りに深く関われる自由度の高さはクリーチャーズならではだと感じます。
またUIは、アート部分だけで完結できないため、画面を作る際にはPhotoshopやIllustrator、XDを使ってレイアウトをデザインし、実装に合わせて自社専用ツールやUnity、Unreal Engineなどで組むことになります。見た目だけでなく仕組みまで理解し、柔軟に対応することが求められます。
そしてそれ以上に大切なのは、自分の趣味や思考でなく常にユーザーとしての視点をもって見ること、芯にある感性、世の中の変化を敏感に察知するアンテナの高さです。ユーザーに寄り添ったUI/UXデザインを実現する上で、人に喜んでもらうことが好き、という方に向いている仕事だと思います。

ゲーム以外のジャンルからUI/UXのヒントを得る

プライベートではさまざまな分野の本を読んでいます。仕事で使えそうな本も読みますが、先人の知恵を得るという観点から、昔のアニメ制作に関する本を読むこともあります。エンタメが少なかった時代において、どのように「面白いもの」が生まれていったのかを知るのは、とても興味深いです。マーケティングに関する本もよく読むのですが、あるアミューズメントパークをV字回復させた経営者の方は、「お客さんと同じように遊んでみる」という体験を重視していたそうです。まさにUI/UXに通じる話です。
つい仕事に関係する話ばかりをしてしまいましたが、私個人としては感覚的に楽しめるものや、自分の頭で考えるゲームが好きです。朝起きてから寝るまでずっとプレイしていることも珍しくありません。『ポケットモンスター』シリーズもユーザーとしてプレイしましたが、あちこち探索を繰り返していたら、序盤でレベル70くらいになっていたこともあります(笑)。図鑑も完成させるなど、一度プレイを始めたら、人並み以上にやり込む性格かと思っています。

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